先週末の関西はどこの桜も満開、多くの人で賑わいましたね。お天気にも恵まれて最高のお花見日和となりました。
私たち夫婦は「お花見登山」を計画。桜スポットで知られる夙川河川敷緑地と北山貯水池へ向かうことにしました。
今日は約9kmのハイキングコースをご紹介します。紫陽花がたくさん植わっていたので、6月に歩くとまた違った雰囲気が楽しめるかもしれませんよ♪
今回のハイキングコース
阪急夙川駅→夙川河川敷緑地→北山貯水池→甲山→阪急仁川駅
距離:約9km
時間:約3時間(休憩を含まない)
2か所の桜スポットを通り抜けます。
甲山は今回で2回目です。
前回は阪急芦屋川駅からバスに乗って「東おたふく山登山口」で下車、そこから奥池→観音山→ゴロゴロ岳→甲山と歩きました。距離は約14km、7時間ぐらいの活動時間でかなり疲れた記憶があります。
貯水池を囲むように桜の木が植わっていたので、桜の季節に歩くのを楽しみにしていました。
甲山(かぶとやま)
六甲山系から少し外れた場所に位置する標高約309mの甲山は「西宮のシンボル」とも言われています。お椀を伏せたようなこんもりとした可愛い形が市街地からよく見えるからです。
甲山は超低山なので「登山を楽しむ」というよりかは、周辺の北山貯水池や北山緑化植物園、甲山森林公園、神呪寺などの「観光スポットと合わせて楽しむ」のが現実的だと思います。
活動日記
阪急夙川駅からスタートします。
大阪梅田駅から特急で3駅、15分で到着します。金額は大人280円。
駅のトイレは大阪方面ホーム側にあります。改装されたばかりでとても綺麗でした。
南改札口から出ると横に公衆トイレもあります。
駅の構内には成城石井がありました。朝7時から23時まで営業しているのでとても便利ですね。また駅から徒歩3分の距離にはコンビニもありますよ。
夙川河川敷緑地「夙川公園」の桜(さくら名所100選)
駅から出てすぐの橋を渡って河川敷を歩きます。
この河川敷は公園として整備されていて、川の両岸約2.8kmもの距離に桜並木が続いています。ソメイヨシノを中心に現在約1660本もの桜があって「さくら名所100選」に選ばれていますよ。
夙川の桜は兵庫県人気ランキングで第二位です。第一位は「おの桜づつみ回廊」
朝9時頃はお散歩がてらお花見を楽しまれている方が多かったです。ゴザを敷いて場所取りする人がいなかったのが印象的でした。それもそのはず、「飲酒・宴会禁止」とのことで、散策のみ可能だそうです。行かれる際はご注意くださいね。
桜並木が終わっても、河川敷を歩けるところまで歩きます。歩いた先に右手に登る階段があるのでそこを上がります。車道を渡ったら山道です。歩きやすい靴でおでかけくださいね。
ヤマツツジも満開、とっても綺麗でした!
足元にはたくさんのスミレ。スミレの種類はものすごく多いので名前まではわかりませんが・・・甲山にも登山道脇にたくさん咲いていましたよ♪
北山池(三ツ池)
山の中を歩いて北山池まで来ました。写真は三ツ池の一番下にある長靴の形をした池です。ここにも桜が咲いていました。遠くの岩にはカメが身を寄せ合って甲羅干しする姿が(笑)
長靴の池から真ん中の池の横を通ります。ここもヤマツツジが綺麗でした。春は桜だけじゃなくいろんな花で彩られていて歩くのが楽しいですね。
一番上の池には立ち寄らず、池を横切って北山ボルダーへと進みます。
池の左側へ進むと北山緑化植物園があります。バラの庭園などがあってたくさんの花が楽しめるので、お花が好きな方はぜひ立ち寄ってみてください。
北山ボルダー
大きな岩や奇石がたくさんの北山ボルダーに到着。
岩の下にマットを敷いてボルダリングする人で賑わうのですが、この日は誰もおらず。有名なこの大きな岩に登ることができました。
岩の上から見る甲山。
こんもりとした形が可愛いです。
岩場を思う存分楽しんだら、北山貯水池へと下ります。
北山貯水池の桜
下ると目の前には貯水池、奥には甲山、そして池の横に満開の桜。
前回気が付かなかったのですが、右側にはたくさんの桜が咲いていました。
桜の下でお花見を楽しむ方がチラホラ。
個人的には夙川の桜よりもこちらの方が好きです。
桜が密集してるので、ほんと「森」って感じでした。人も少なくてとても静かです。桜の穴場スポットですね。
このしだれ桜を楽しみしていました。素晴らしい!
写真が下手なのでうまく伝わらず・・・
桜の下でお昼休憩です。
冬に買ったアウトドア用のマットが優秀で、寒さを凌ぐために買ったのですが、一年を通して使いたいアイテムになりました。座り心地が全く変わるので登山だけではなくアウトドアを楽しみたい人全員におすすめ!
甲山
貯水池から車道を渡った先に駐車場と公衆トイレがあります。
駐車場を通って登山口へ。
山頂までは階段が続いています。今回のコースで一番の登りですが、ものの10分で山頂に着くので花に癒されつつ頑張ってくださいね。
山頂は丘のように盛り上がっていてベンチなども置いてあるのでまるで広場のようです。
ですが、周りは木で囲まれているので眺望はありません。360度パノラマなのに、なんとも残念なお山なのです。山頂周辺の視界を遮る木を刈ったら360度見渡せる展望所みたいになって人気スポットになると思うのですが・・・。
山の麓には神呪寺(かんのうじ)というお寺があり、甲山を神の山として信仰しています。山頂には「平和塔」もあります。このことから、「多くの観光客に踏み荒らされたくない」といった理由があるのかもしれませんね。
登山口にも大きな桜の木がありましたよ。
ここから甲山森林公園の中へと進みます。
甲山森林公園
シンボルゾーンにある「愛の像」と甲山
笠形噴水と甲山
「彫刻の道」には14体の作品が両脇に並んでいました。
この他、展望台や池、広場などがあって家族連れに人気の観光スポットとなっています。
入園料無料、駐車場無料なのは嬉しいですよね。
公園内には「イノシシに注意」の看板があり、実際に子供のイノシシを見ました。近くに親はおらず3匹だけで公園内を駆けまわってましたね。可愛いからと近寄るのは危険ですよ。
それにしても、斜面からガサガサと3匹が駆け下りてきた時は驚きました。
おすすめ立ち寄りスポット(阪神競馬場)
甲山森林公園から阪急仁川駅までは、仁川沿いを歩いて約2.5㎞の距離、時間にして約30分の距離です。
そのまま電車で帰宅も良しですが、競馬場の桜も綺麗なのでおすすめですよ。
入場料:大人200円
https://www.jra.go.jp/facilities/race/hanshin/
まとめ
夙川の桜、北山貯水池の桜、どちらも綺麗でしたが、個人的には北山貯水池がおすすめでした。静かだし人も少ないので、桜の下でのんびりできると思います♪
近くにスーパーやコンビニなどお店はないので、お弁当やおやつなどは持参してくださいね。
夙川河川敷緑地は駅から徒歩数分の距離にあり桜スポットとしてかなり有名です。混雑が予想されたので、人混みを避けるために朝早い段階で通り抜ける事にしました。(これが正解)
逆ルートで歩かれる方がとても多かったので参考までに。