【摩耶山|兵庫県】丸わかり!初心者向け登山コース3選とおすすめのスポット

山の情報

摩耶山は六甲山系の中でも特に人気があり、山頂直下の掬星台から見える景色は神戸No. 1!と言っても過言ではないでしょう。

下山時にケーブルを利用して麓まで下りれるのも、縦走登山する人には大助かりですよね。

たくさんあるコースの中から、初心者さんにおすすめの3つのコースをご紹介します。

このルートを組み合わせるも良し、ケーブルで下山するのも良し。夜景も温泉も楽しめて、満足度の高い山行になること間違いなしです。

まりっぺ
まりっぺ

体力に合わせて選んでくださいね♪

山の情報|摩耶山(まやさん)

摩耶山(まやさん)とは
  • 六甲山系の中心に位置する標高702mの山
  • 山頂は樹林帯にあり眺望はなし
  • 山頂直下の掬星台から神戸の街並みと海を一望、「日本三大夜景」に選ばれている
  • 麓と掬星台をまやビューラインが結びアクセスがしやすい

マップ

周辺には神戸市立森林植物園や六甲山牧場、布引ハーブ園などの人気観光スポットがありますよ。

摩耶山|おすすめのスポット

掬星台(きくせいだい)

摩耶山と言えば掬星台。山頂はここから歩いて10分ほどの距離にありますが、木に囲まれていて眺望はありません。なのでここまで歩いてきて休憩される方が多いです。

広場にある撮影スポット
  • 山頂から徒歩10分の距離にある
  • 観光客も多く付近はたくさんの人で賑わう
  • 屋根付きの休憩所もあり人気の休憩スポット
  • 自販機・トイレ・ごみ捨て場あり

1000万ドルの夜景|日本三大夜景

ポツポツと明かりが灯りだす夕暮れの時間帯は、ずーっと景色を眺めていたいほどとても綺麗です。そして暗くなると、神戸の街はこんなにも美しく変化します。

  • 掬星台展望台からは大阪から神戸までの街並みと海が一望できる
  • 夜景は特に素晴らしく日本三大夜景に選ばれている

まやビューライン

六甲山系にはたくさんの山があり、縦走登山も人気です。麓まで歩いて下りるのはもうしんどい・・・というときに大助かりなのがまやビューライン。

掬星台と麓とを結ぶまやビューライン

星の駅から虹の駅まではロープウェイ、虹の駅から麓まではケーブルが接続されています。
歩いて下山も可能ですが、こちらを利用する方もとても多いですよ。

まりっぺ
まりっぺ

運休してるかもしれないので事前にチェックしておきましょう!
営業時間などの詳細はこちら

摩耶ビューテラス702

掬星台にあるレストランは観光客だけではなく登山者にも人気です。もちろんお酒も飲めます。

星の駅」2階にあるレストラン「摩耶ビューテラス702

窓側にカウンター席があり景色を眺めながら食事ができる
夕暮れになるとこのカウンター席は早々に埋まってしまうのでお早めにどうぞ

営業時間:11:00~17:00
(金土日祝および夏期7/20~8/31は20:00まで
冬期11/1~3/19は金土日祝19:00まで)

火曜定休
(祝日の場合は翌水曜、夏期7/20~8/31は無休)
電話番号:078-806-3051

BBQテラスもあります(3日前までに要予約)

シェール槍

登山道の横にいきなり登り口があり、岩場を登る感じで急斜面を登っていくとシェール槍に到着です。

体力に自信のある方、岩場が好きな方はぜひチャレンジしてみてください。ここから見える景色も最高ですよ。

  • 穂高湖の北にそびえる小さな鋭鋒で標高は643m
  • 登り口は登山道横にあり、岩場の急斜面の先端に位置する

穂高湖

シェール槍の横に大きな人工池があります。ここも休憩ポイントとして人気です。

人工池
  • ベンチがあり登山者の人気休憩スポット
  • 正面に見える尖った山がシェール槍
まりっぺ
まりっぺ

週末のお昼頃は人が多くてベンチに座れないことも・・・。

旧 天上寺 仁王門

上野道コースを利用するとこの仁王門をくぐることができます。江戸時代後期に建立されたそうです。(門だけが残されていて仁王像はありません)

仁王門
史跡公園
  • 天上寺は観音霊場・安産祈願の寺として信仰を集めたお寺
  • 1976年(昭和51年)1月に焼失
  • 山門(仁王門)は残されているがお寺は移転
  • お寺があった場所は現在史跡公園になっている

摩耶山|人気の登山コース3選

六甲山系の中心に位置する摩耶山は、たくさんのルートがあり縦走登山も人気です。ここでは特に人気の3つのコースをご紹介します。

摩耶山おすすめのコース①全山縦走路(稲妻坂・天狗道)

布引貯水池までは観光客も多い

新神戸駅→布引の滝→市ヶ原→稲妻坂→天狗道→摩耶山頂

新神戸駅を出発して布引の滝を見てから布引貯水池横を通って市ヶ原へ。駅からこの貯水池あたりまでは観光客も多いです。

市ヶ原のお茶屋さん横にトイレがあります。ここから先掬星台までトイレがないので済ませておきましょう。

市ヶ原で稲妻坂・天狗道へと進みます。全山縦走路に利用される登山道ですが、特に天狗道は登りがきつく初心者さんにはきつく感じるかもしれません。

標高702m
歩行距離約7.5km
歩行時間約4時間
標高差登り約900m・下り約300m
レベル初級コース
コースの目安
市ヶ原から右に曲がり摩耶山頂へと進む
まりっぺ
まりっぺ

最もポピュラーなコースですが、標高差900mなのでかなり登りごたえがあります!

注意点⚠

市ヶ原から先は掬星台までトイレがありません

六甲全山縦走路なのでランナーの方が多いです

摩耶山おすすめのコース②トュエンティクロス経由

新神戸駅→布引の滝→市ヶ原→トゥエンティクロス→桜谷出合→シェール槍→穂高湖→掬星台→摩耶山頂

市ヶ原からトゥエンティクロスへと進みます。
川を渡ったさきで斜面が崩落しているため長い間通行止めになっていますが、令和5年5月12日時点でも状況は変わっていません。
現場にロープが設置されたり踏み跡ができたりしてずいぶん歩きやすくはなっているかと思うのですが、このルートを通る際は自己責任でお願いします。

また、渡渉箇所がいくつもあるので川の増水には注意が必要です。ビビリな私にはトレッキングポールが役立ちました。

標高702m
歩行距離約10.7km
歩行時間約4時間半
標高差登り約660m・下り約30m
レベル初級コース
登山コースの目安
市ヶ原から上にトゥエンティクロスへと進んで新穂高を周回するロングコース
まりっぺ
まりっぺ

桜谷出合の分岐で3つのルートを選べます。厳しいときはルート変更も視野に入れましょう(私たちは桜谷道に進みました)

注意点⚠

トゥエンティクロスは崩落箇所があり迂回路が推奨されています

川の増水時には渡れない場合もあるので注意

摩耶山おすすめのコース③上野道

王子公園駅→上野道→摩耶山頂

登山を始めたばかりの初心者さん、初めて登山する人にはこちらのコースがおすすめ。

標高 702m
歩行距離  約4km
歩行時間 約2時間
標高差 約670m
レベル 初級コース
登山コースの目安
摩耶ケーブル駅までバスを利用、または登山口まで徒歩20分

注意点⚠

虹の駅へ寄らずまっすぐ進むこともできます(地図参照)

神戸高校裏の細い赤線ルートは封鎖されていました

まりっぺ
まりっぺ

一番距離が短くチャレンジしやすいコースです。仁王門を通って史跡公園の中を歩きますよ。

初心者さんにはケーブル・ロープウェイでの下山がおすすめ(標高差がある分下りがハード)
慣れてきたら上野道や青谷道を使って歩いて下山してみてください。

アクセス

駐車場

駅近くのコインパーキング

電車・バス

https://kobe-rokko.jp/access/

大阪梅田駅→阪急神戸線特急29分→三ノ宮駅→神戸市営地下鉄2分→新神戸駅

大阪梅田駅→阪急神戸線36分→王子公園駅

注意点まとめ

遭難多発!道迷いに注意!

低山だからこそ道迷い遭難の可能性が高くなります。分岐点では必ず確認して、ルートミスしないように気をつけましょう。

  • 道迷い遭難に特に注意
    (道に迷って暗くなるケースが多い)
  • 分岐点では必ず地図やGPSアプリなどで現在地を確認すること
  • 危険箇所はシェール槍以外は特になし

まやビューラインの運行状況確認

下山はケーブルで!と計画するだけして運行状況を確認しないのは危険ですよ。定期点検の日時など、その日の運行状況は随時HPでアップされています。

まやビューライン - 六甲・まや空中散歩
  • 利用する際は必ず運行状況を確認しましょう(火曜定休日
  • バスと乗り継ぐときは時刻表をあらかじめ写真に収めておくと安心
まりっぺ
まりっぺ

窓ガラスの破損等、故障や点検で運休になっていることがあるから気をつけてね!

身近な山ですが装備は万全に!

道に迷って暗くなってしまった時にはヘッドライト、足の痛みを軽減してくれるトレッキングポール、十分な水と行動食。
もしもの時を考えて準備するってとても大事ですよね。
観光地でもある摩耶山だから「気軽に登れる」イメージが私自身ありました。でも実際には「結構ハード」なんです。

  • ヘッドライト
  • トレッキングポール
  • 水・行動食

おすすめ|灘温泉

上野道、まやビューラインで下山した人向けですが、徒歩20分の距離にいい温泉があるんです。下山後の立ち寄りにおすすめですよ。

摩耶ケーブル駅から徒歩20分
大人:450円

http://www.nadaonsen.jp/suidou_index.html