今回ご紹介する深山(みやま)は大阪府北部に位置し、京都と兵庫の3府県をまたぐ山塊にあります。
麓にはゴルフ場や温泉・キャンプ場があり、ハイキングコースは登山経験がなくても歩けるほどとてもよく整備されています。お子様連れの方もよく登られているので、登山入門・初心者向けと言えるでしょう。
下山後すぐに温泉へ直行して、ゆっくりと疲れを癒すことができるのもこの山の最大の魅力です。
私たち夫婦が登山の魅力を知った山です!
山の情報|深山(みやま)
深山とは
- 大阪と京都をまたぐ標高790.5mの山
- 北摂山系の最高峰・大阪50山の一つ
- 360度パノラマで眺望がとても良い
- 近くに三府県境地点の船谷山がある
- 山の麓にるり渓温泉がある
マップ
能勢町の北部に位置します。
深山のおすすめポイント
稜線歩きが楽しめる
登山口からしばらくは樹林帯の中を歩きますが、登りきって稜線上に出ると視界が一気に広がり、そのまま山頂まで景色を楽しみながら歩くことができます。
低山ながら見晴らしが良い
視界を遮る樹木がないので遠くの山や街並みを見渡すことができます。山頂には木のベンチも置いてありますので、景色を楽しみながら昼食をとられる方がとても多いです。
山の麓にある「るり渓温泉」
下山した後はすぐに温泉へ直行(駐車場のすぐ横にあります)
この山の最大の魅力です。
- 入浴料 大人平日700円 土日祝800円(温泉プールも利用できる!)
毎月22日は「夫婦の日」※男女ペアで利用すると1名分が無料になりますよ
サウナもあります◎
安心安全のハイキングコース(危険箇所なし)
- 山頂までの標高差は約300mで往復2時間半ほど
- 整備されていて道迷いの心配も無し
- 危険箇所が無く安全に楽しむことができる
深山の四季
季節ごとに違った風景が楽しめるのも深山のいいところです。
春~夏(緑が鮮やか)
新緑の季節もおすすめ。春から夏にかけて植物の背丈もどんどん成長!
秋(ススキ野原)
緑だった草原が茶色いススキ野原に一変する秋。ここ深山もススキを見に来る人がとても多いですよ。
冬(積雪期)
比較的雪は少ない深山ですが、寒波後は結構積もっているみたいです。プチ雪山体験、楽しそうですね♪
雪遊びしたあとすぐに温泉に入りたい!
初心者でも安心のおすすめ登山コース
るり渓温泉から深山に登る
大阪からアクセスしやすいるり渓温泉から登る場合、往復コースと周回コースを選ぶことができます。往復コースは入門・初心者向け、周回コースは距離が長いので健脚コースとなります。体力・体調に合わせて選んでくださいね。
また、深山山頂から少し樹林帯を下ると三府県境の船谷山へ行く事ができます。眺望はありませんが往復で約3~40分の距離なのでぜひ行ってみてください。
標高 | 790.5m |
歩行距離 | 往復約4.6km |
歩行時間 | 約2時間半 |
標高差 | 約330m |
レベル | 入門・初心者向け |
標高 | 790.5m |
歩行距離 | 往復約11km |
歩行時間 | 約5時間 |
標高差 | 約810m |
レベル | 健脚コース |
周回コースでは渓谷沿いの遊歩道を歩くので、夏場はこちらのコースが人気のようです。
兵庫県立ささやまの森から深山に登る
兵庫県立ささやまの森からのルートも人気です。三府県境の船谷山を経て深山山頂へ向かいます。
るり渓温泉へのアクセス方法
車でアクセス
【大阪方面より】
所要時間:約1時間
梅田→阪神高速・福島→阪神高速・池田木部IC第2出口→(国道173号線)→はらがたわトンネル→(府道731号線)→るり渓温泉
【京都方面より】
所要時間:約1時間
京都→(国道9号線)篠山方面へ→京都縦貫道・沓掛IC→京都縦貫道・千代川IC→(府道73号線)→(国道372号線)南八田交差点を左折→(府道453号線)→るり渓温泉
【神戸方面より】
所要時間:約1時間15分
神戸市街地→阪神高速3号線・豊中方面へ→>(阪神高速)池田木部IC第2出口→(国道173号線)綾部・福知山方面へ→(国道173号線)山辺付近を迂回路(能勢街道)→はらがたわトンネル→(府道731号線)→(府道54号線)→るり渓温泉
電車・バスでアクセス
直行バスが出ているのでとても便利です!
乗り場や時刻表などの詳しい情報は「るり渓温泉の公式ホームページ」でご確認ください
【大阪・兵庫方面より】
【京都方面より】
深山登山での服装と装備について
服装|長袖・長ズボン・帽子
- 両脇に草が生い茂っているので長袖・長ズボンを推奨(夏はアームカバー)
- 稜線歩きは遮るものがないので紫外線対策は必須
- 山頂は風が強いと肌寒く感じることがあるので一枚羽織るものがあると安心
装備|登山靴・トレッキングポール・雨具(追記あり)
- 樹林帯は勾配のきついところがあるので登山靴推奨
- 初心者さんはトレッキングポールがあれば安心
- 稜線上は遮るものがないので雨対策は必須
注意点
注意点
- 山中にトイレ・自販機はありません
- 盛夏の稜線歩きは遮るものがないので熱射病に注意
- 冬は雪が積もっている可能性があるので軽アイゼンをお忘れなく
一年を通して楽しめる深山、まだ行った事がない方はぜひ足を運んでみてください♪