【六甲山|兵庫県】人気のロックガーデンを歩こう!下山後は有馬温泉と食べ歩き

山の情報

六甲山は人気の観光地として広く知られていますが、実は「六甲山」という山は存在しません。

「六甲山」とは宝塚から須磨まで続く六甲山系全域を指すもので、最高峰は「六甲山最高峰」と称されています。

この六甲山系は登山コースがとても多くバラエティーに富んでいて、老若男女、多くのハイカーに愛されています。週末にはたくさんの人で賑わう山域なのです。

電車やバスでアクセスがしやすく、縦走登山も人気、「毎日登山発祥の地」でもあります。

今回は特に人気のロックガーデン→有馬温泉の登山コースをご紹介します!

こんな方におすすめ
  • 公共交通機関を利用したい
  • 下山後は温泉に入りたい
  • 岩登りがしてみたい

山の情報|六甲山(ろっこうさん)

六甲山
  • 一般的に六甲山系全域のことを指す
    (住宅地で分断された高取山より西は六甲山西部と呼ばれ区別されることもある)
  • 最高点は六甲山最高峰と称す(標高931m)
  • 新日本百名山・日本三百名山・ふるさと兵庫50山に指定されている
  • 六甲全山縦走が人気(須磨浦公園から宝塚駅までの約56㎞)
  • 毎日登山発祥の地

マップ

市街地から近いので駅から歩いて移動できます(バス・ロープウェイの利用も可)

六甲山登山|おすすめスポット

高座の滝(こうざのたき)

  • 落差10mの滝
  • ロックガーデンの入口にあり、横にはお茶屋さんがある(トイレあり)
  • 阪急芦屋川駅から徒歩で約30分

阪急芦屋川駅から住宅地を歩いて徒歩30分、ロックガーデンの入口にこの高座の滝が存在します。

ロックガーデン

  • ロッククライミング発祥の地
  • 週末は渋滞になるぐらいの人気コース

六甲山最高峰を目指すルートは数多くありますが、一番人気と断言できるのがこのロックガーデンです。ゴツゴツとした岩場を体全体を使って登っていきます。

足場があるから危険箇所はありません
まりっぺ
まりっぺ

いつもの登山とは違う楽しさがあります!高所恐怖症ですが怖さは感じませんでしたよ♪

万物相も人気のコース
コースMEMO

ロックガーデンの登り口で左へ進むと地獄谷へ向かう破線ルートに進みます(看板アリ)
ここから万物相へ登るコースも人気ですが、初心者が足を踏み入れるのは大変危険です⚠

※注意
地獄谷は沢登りの難所コースです
万物相は風化した花崗岩で大変滑りやすく、滑落事故が多い場所です

風吹岩(かざふきいわ)

存在感のある大きな岩

ロックガーデンを登りしばらく歩くと目の前に大きな岩が見えてきます。ここが風吹岩です。登山口からは約60分ほどで到着します。

  • 人気の休憩スポット
  • 岩の上に登ると眺望良し
  • イノシシに注意!(六甲山系はイノシシがかなり多い)
まりっぺ
まりっぺ

猫が数匹住み着いています。休憩時はご飯が狙われるので注意してくださいね(笑)

おすすめの登山コース(ロックガーデン~六甲山最高峰~有馬温泉)

阪急芦屋川駅→ロックガーデン→雨ヶ峠→六甲山最高峰→有馬温泉

https://eonet.jp/travel/mountain/index_100420.html
まりっぺ
まりっぺ

下山後は有馬温泉へ♨
歩行距離は長くなりますが人気の縦走コースです!

標高931m
歩行距離約12km
歩行時間約5時間半
標高差登り約1160m・下り約795m
レベル初級コース
登山コースの目安

込み合う時間帯を避けて早朝に出発するのがおすすめ(9時ぐらいがピークかも?)

アクセス

阪急芦屋川駅近くのパーキングに駐車
(有馬温泉からは地下鉄・阪急を乗り継いで戻ってくることになります)

まりっぺ
まりっぺ

お酒が好きな方はぜひ電車で!温泉後のクラフトビールがおすすめです♪

電車・バス(大阪から)

行き:阪急大阪梅田駅→芦屋川駅 
   運賃 280円
   ※特急・通勤特急・快速急行は停車しません

帰り:神鉄・地下鉄有馬温泉駅(谷上駅で乗り換え) → 三宮駅
   運賃 680円

   阪急神戸三宮駅→阪急大阪梅田駅 
   運賃 320円

   JR三ノ宮駅 → 大阪駅 
   運賃 420円

   高速バス 有馬温泉⇔梅田(阪急三番街)
   運賃 1400円
   ※ネットから予約可能
   https://www.hankyubus.co.jp/highway/route/highway14.php

まりっぺ
まりっぺ

高速バスは+400円かかりますが、登山後・温泉後・飲酒後にはおすすめです。乗り換えがないし絶対座れるので(指定席)。渋滞による遅延の可能性はあります。

服装の注意点

  • ロックガーデンでは伸縮性のある動きやすい服が望ましい
  • 基本のレイヤリングで体温調節する
  • 夏は日差しに注意

標高差が登り1,000mを越える為、夏は特にですが、冬場でも汗をかきやすいと思います。基本のレイヤリングで衣服を着脱し体温を調節しましょう。

ロックガーデンは岩場の斜面なので日光をまともに浴びます。夏の日除け対策は必須。

装備の注意点

  • ヘッドライトをお忘れなく
  • 登山靴
  • トレッキングポール
  • 行動食は多めに
  • 冬は積雪・凍結の可能性アリ(軽アイゼン・防寒小物など推奨)

必需品|ヘッドライト

六甲山は人が多いという安心感はありますが、ルートの多さが道迷いを引き起こす原因にも。

歩行距離12㎞のロングコースなので、下山が遅くなった時の為にヘッドライトは必需品です。※電池の確認をお忘れなく

推奨|登山靴・トレッキングポール

岩場がありアップダウンも激しいので登山靴推奨です。

最高峰から有馬温泉へはゆるやかな坂道が続きますが、石がゴロゴロしていて歩きにくさを感じました。長距離に慣れていない方はトレッキングポールがあると安心ですよ。

必需品|多めの行動食と水

長距離でアップダウンも激しいので消費カロリーも当然多くなります。行動食はいつもより少し多めぐらいがちょうどいいです。

季節の変わり目は水分量の調節が難しく、1リットルで足りるだろうと思ったら全然足りない!という事も。夏場は特に多めに準備しておきましょう。

山頂手前にお茶屋さん(一軒茶屋)があり、カレーライスなどの軽食が登山者に人気です。
ただし、雨天時は閉店との記載もあるので、あまりあてにせず1食分は準備しておきましょう。

冬に必要な装備

積雪・凍結の恐れがあるので軽アイゼンは必須アイテムです。

山頂は360度パノラマで遮るものが何もないので、手袋やネックウォーマーなどの防寒グッズもお忘れなく。

登山中の注意点⚠︎

イノシシに注意!

  • イノシシに遭遇する確率がかなり高い
    約50年前から地元民により餌付けがされていたそうで、神戸市の条例により現在餌付けは禁止されていますが、なかなか減らないそうです。
  • 人慣れしていてほとんどは襲ってこないが近寄らないように
    ※稀に「襲われた」とか「ザックを奪われた」という報告もあるそうです
まりっぺ
まりっぺ

結構歩いてるけど、まだ見たことはありません。
追記)風吹岩に大きなイノシシがいました!

コースによっては危険箇所あり

迂回路の案内
  • ロックガーデンはロッククライミングの聖地
  • 危険な岩場ルートに入り込まないよう注意
  • 転倒・転落に注意
  • 崩落箇所は案内に従って迂回路に進むこと

ロッククライミングの聖地なので、付近にはたくさんの岩場があってどのルートも人気があります。(キャッスルウォール・岩梯子など)

ルートによっては危険箇所もあり、実際転落事故も起こっています。十分注意して進んでくださいね!

また、地質が脆いためあちらこちらで崩落が発生しています。迂回路が設置されてますので案内に従って進みましょう。

まりっぺ
まりっぺ

岩梯子は怖かったからもう行きません。。。

遭難に注意!

  • 六甲山系では道迷い遭難がとても多いそうです(迷ってて暗くなるケース)

分岐点では必ず現在地を確認しルートミスをしないように。
また、身近な山だからと安易に登山せず、計画をしっかり立てましょう。

有馬温泉|金の湯・銀の湯

有馬温泉とは、日本三名泉であり日本三古湯である

有馬温泉は日本が誇る名湯の一つです。
その理由は、無色透明な「銀泉」と空気に触れると透明から褐色に変わる「金泉」の、異なる泉質にあるようです。

室町時代の歌人・江戸時代の儒学者がそれぞれ、草津温泉・下呂温泉とともに「三名泉」と記したとあり、歴史は古く「日本書紀」にも有馬温泉の名が記録されているそうで、「日本三古湯」の一つにも選ばれています。

となると、日帰り入浴でも高そうなイメージですが・・・実はかなりお得なんです!

銀の湯は550円・金の湯は650円
2館券は両方楽しめるお得なチケット(有効期限1年間)で、なんと850円!(大人料金)

銀の湯

銀の湯は比較的人が少なめ。ゆっくり楽しみたい方には銀の湯がおすすめです。

金の湯

やはり金泉が人気なので、こちらは観光客も多くてかなり混雑します。

第一・第三火曜日が定休日(祝日の時は翌日)
サービスディにはさらに値段が安くなるので、HPをチェックしてからお出かけくださいね♪

https://arimaspa-kingin.jp/

有馬温泉のグルメ情報

登山後のお楽しみと言えば温泉の次に食事!汗を流したあとは人気のクラフトビールや食べ歩きなど楽しんで帰りましょう♪

アリマ ジェラテリア スタジオーネ 

金の湯から徒歩3分
温泉の後にさっぱりとした手作りジェラートが最高に美味しい!

アリマ ジェラテリア スタジオーネ (有馬温泉/ジェラート・アイスクリーム)
★★★☆☆3.58 ■予算(昼):~¥999

まめ清

金の湯から徒歩2分
豆乳ソフトクリームがおすすめ!

濃厚な豆乳ソフトクリーム
まめ清 (有馬温泉/ジェラート・アイスクリーム)
★★★☆☆3.31

酒市場

温泉のあとのビール最高!

阪急バス案内所のななめ向かいにある角打ち
バスの待ち時間の間に1杯!

店内はカウンターのみですが、ちょっとしたおつまみもあり、ビールや日本酒、焼酎なんかも飲むことができますよ。

まりっぺ
まりっぺ

私たちはいつもここ!

このほか、コロッケや酒まんじゅう、炭酸せんべいなどなど、食べ歩きスポットがたくさんあります。

まとめ

とても人気な縦走コースですが、初心者にはなかなかハードだった12㎞でした。
こちらの山行記録もぜひ参考にしてくださいね!